10月の太宰府天満宮は、神様の恵みに感謝する実りの季節を迎えます。
特に10月は、受験生にとって重要な「特別受験合格祈願大祭」が行われる月です。まだ受験に余裕があるこの時期にお参りされると良いでしょう。

秋思祭

旧暦9月10日の夜

道真公ご在世の往時を偲び、御神霊おみたまをお慰めするために、大宰府政庁跡において旧暦9月10日の夜に斎行される祭典

特別受験合格祈願大祭

10月18日(10月1日~31日:大祭期間)
道真公が元慶元年(877)10月18日、当時学者として最高の位であった文章博士(もんじょうはかせ)に登用されたことにちなみ、受験生の受験合格をお祈りする祭典。
大祭期間中は、登龍門の伝説にならい「飛龍天神ねぶた」を楼門に掲げ、参拝者はそれぞれのお願いごとを込めてくぐります。

斎田抜穂祭

斎田(さいでん)で大切に育てられた稲穂を古式にのっとり収穫し、それを神々に感謝する伝統ある神事です。
5月1日の播種祭(はしゅさい)、6月中旬の御田植祭より、斎田で大切に育てられてきた稲穂を刈り取り、神々に収穫を感謝する神事です。
古式の作法により、宮司自ら石包丁で黄金色に輝く稲穂を刈り取り、菅笠(すげがさ)にもんぺ姿の巫女や氏子たちが続きます。
収穫されたお米は、11月23日に御本殿で斎行される「新嘗祭(にいなめさい)」にて最初にお供えされます。
また、毎日の天神さまへの朝夕のお供えをはじめ、太宰府天満宮で行われるすべての祭典・神事にて用いられます。