太宰府の天開稲荷大明神は開運の神様として有名なのです。
太宰府天満宮にご参拝のおりには、ぜひ天開稲荷社まで足をお運び下さい。

天開稲荷社は、鎌倉末期に京都の伏見稲荷大社から御分霊を御遷してお祭りしたお社だそうです。
御祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)

宇迦之御魂神は、人々の命の根源である食物、特に稲の成長を守護する神様です。
天に開かれたお社とされ、五穀豊穣、商売繁盛、そして人々に開運と幸福をもたらす神様なのです。

太宰府天満宮の本殿を抜けて茶屋の方に

天開稲荷社へは、太宰府天満宮の本殿の裏を抜けて、梅園に来ます。

さらの、そこから右に折れて山の方に向かいます。

すぐに小さな茶屋が現れます。

天開稲荷社 茶屋

この茶屋が太宰府の一番奥の茶屋になります。

太宰府天満宮の本殿から徒歩5分程度の距離ですが、ここまで来ると観光客もまばらです。
外国の団体客もいません。

まだここは観光ルートになっていないんでしょうね、
天開稲荷社にゆっくりお参りできるのは、今の時期だけかもしれません。

天開稲荷社 茶屋

かなり年季の入った茶屋のようです。
奥には赤毛氈の休憩所があり、ここの休憩所はとても風情があります。
この横を抜けて、坂を登ってゆきます。

坂を少し登ると広場に着きます。
広場の左に、天開稲荷社へと進む鳥居が見えてきます。

ここから、いくつもの鳥居をくぐってゆきます

太宰府 天開稲荷社 鳥居

ここから階段を登って行きます。

太宰府 天開稲荷社 階段

坂道や階段をすすんで、赤い鳥居をいくつも抜けてゆきます。

しばらく進むと、一段と急な階段が現れます。
足が分自由な方は、そのまま坂道を登って行かれると、上のお社で合流します。

ちなみに、両脇の「のぼり旗」は2500円で名前を入れていただけるそうです。

太宰府 天開稲荷社 階段

この階段を登ってゆきます。

ますます気分が高まりますね。

もうすぐ頂上です。

太宰府 天開稲荷大明神 

本殿が見えてきました。
ようやく到着です。

ここが開運のパワースポットとして名高い、天開稲荷社です。

天開稲荷社に到着です

太宰府 天開稲荷社

天開稲荷社本殿です。

本殿の後ろ側に回れないような、背後に森が迫っているような印象を受けます。
その理由は後ほど・・・

天開稲荷社は、ご参拝の方法が普通と違っております。
手前に十二支ごとに小鈴が下がってういるので、ますは自分の干支の小鈴を高らかにかき鳴らします。その後、奥の大鈴をかき鳴らし、願いを込めて参拝する習わしだそうです。

干支ごとに担当のお稲荷さんがおられるのかな。

さて、参拝を終えると、境内を散策

社務所では、お稲荷さんの形をした絵馬?がありました。
勾玉のお守りなども売られております。

本殿の脇には、天開水がでておりました。

天開稲荷社 天開水

水筒などをご持参頂ければ、汲むことができそうです。
蛇口があるので、そこから出るのだと思います。

さらに本殿脇には・・・・

奥の院へと続く階段があるのです。

天開稲荷社「奥の院」に詣でる

天開稲荷社 奥の院

本殿の裏側には、このような仕掛けがあったんですね。
裏には、迫り来るような岩山が鎮座しています。

この小さな鳥居をくぐっていった先には・・・・

なんと!

天開稲荷社 奥の院

なんと、石室のようなものが鎮座してありました。

古墳の跡なのか、それとも後世に組み上げたものなのかわかりませんが、その石室の中にお稲荷さんが祀られておりました。
奥の院様です。

あまりにも畏れ多くて写真は撮れておりません。
皆様ご自身でご参拝ください。

太宰府天満宮の本殿裏から、ゆっくりと徒歩で約15分程度でのぼることができます。

太宰府に来たのであれば、この開運スポットに参らぬわけには行きません。
ぜひ、小鈴、大清水を高らかにかき鳴らして、運命を開いて下さい。

きっと、聞き届けてくれることでしょう。

天開稲荷社の場所