太宰府天満宮に来られたなら、ぜひ光明禅寺にもご参拝下さい。
光明禅寺は、鎌倉中期に開山したという由緒ある禅寺なのです。

太宰府 光明禅寺 夏

前庭と奥庭からなる枯山水が美しい庭園が自慢です。
夏の終わり、まだまだ暑く日差しがまばゆい9月に、涼しく眩しい緑の庭園を見てきました。

静寂を感じにゆく

かつては太宰府天満宮も神域としてひっそりとした中に清々しさもあったかと思いますが、最近は外国の観光客が劇的に増えて、静寂とは無縁のところとなってしまった感があります。

そんな中でも、この光明禅寺にはまだ団体客も訪れておらず、静寂を感じることができる場所です。

参道を抜けて、一の鳥居の前を右に曲がると、約100m程で光明禅寺に着きます。

太宰府 光明禅寺(苔寺)

光明禅寺までは1本道なので、迷われることは無いでしょう。

前庭までは自由に入ることが出来ます。

石庭に光を観る

太宰府 光明禅寺 前庭

山門をくぐると、すぐに石庭が現れます。
大きな石が、大小15個からなります。

太宰府 光明禅寺(苔寺)石庭

この光明禅寺の前庭である石庭は、釈迦さま、文殊菩薩、普賢菩薩に見立てた3石を中心に、15の石で「光」という字を表した「仏光石庭(ぶっこうせきてい)」だそうです。光が観えますか。

静かな中に、光が見る人の心に染み入ります。

太宰府天満宮には、心字池という「心」を表した池がありますが、いずれも心眼で見ないとわからないものなんでしょうか。
凡人の私には、まだまだ光を観ることが出来ないようです。

太宰府天満宮に来られたなら、ぜひ光明禅寺(苔寺)まで足をお運び下さい。
紅葉の時期も、またとても美しいようですよ。

静寂を味わいに来て下さいね。