1月の太宰府天満宮は行事がいっぱいです。
太宰府天満宮では「鷽替神事」「鬼すべ神事」は特に有名です。

歳旦祭

1月1日
元旦に、宮中や全国の神社で皇室のご安泰と国家の平安、五穀豊穣を皇祖をはじめ神々にお祈りする一年で最初の祭典です。

元始祭

1月3日
宮中三殿で天皇陛下自ら御位の始まりと由来をお祝いし、国民の安寧と国家の隆昌をお祈りされる祭典です。これに合わせ、全国の神社で斎行されます。

斧始祭

1月4日
神社の年間の造営・営繕事業の安全を御本殿で祈願した後、御神木「飛梅」の前で新しく切り出してきた長さ3メートルの角材に墨立てを行い、斧を振り上げて打ち込む一連の儀式で、新年の仕事始めにあたる神事です。
康和3年(1101)に、大江匡房おおえ まさふさによって始められ、江戸時代の記録にも残る古式ゆかしい神事です。
現在も仕事始めに一年間の業務安全・繁栄を祈願される参拝者が数多く訪れます。

鷽替え神事

「鷽替え神事」
鷽替え神事は、1月7日18時より楼門横の天神ひろばの斎場にて行われる神事です。
「替えましょ、替えましょ」の掛け声のもと、暗闇の中で手にした「木うそ」をお互いに交換し取り替えます。
これは、知らず知らずのうちについたすべての嘘を天神さまの誠心に替え、また、これまでの悪いことを嘘うそにして今年の吉に取り替えるという意味があります。神事の後に手にした「木うそ」はご自宅の神棚にお祀りし、一年間の幸福をお祈りします。

鬼すべ神事

「鬼すべ神事」
鬼すべ神事は、1月7日の夜、年の始めにあたり、その年の災難消除や開運招福を願い、境内東神苑にある鬼すべ堂にて行われる勇壮な火祭りです。
「鬼すべ神事」は、寛和2年(986)道真公の曾孫にあたる大宰大弐 菅原輔正すがわら すけまさによって始められたと伝えられています。
当宮の氏子奉仕者およそ300人が鬼を退治する「燻手すべて」と鬼を守る「鬼警固」、そして「鬼係」に分かれ、炎の攻防戦が繰り広げられます。

成人祭

1月第2月曜日
20歳を迎え社会の一員となる新成人の方々が、これから成人として清く正しく生きていくことをご神前にてお誓いする祭典です。

初天神祭

1月25日
ご祭神 菅原道真公にご縁のある毎月25日を「天神さまの日」として、御本殿にて祭典が斎行されます。
その中でも一年の初めとなる1月25日は「初天神祭」として斎行され、とても大切にされてきたご縁日の祭典です。